ホルモンバランスが要?背中ニキビについて
多くの人が悩まされているニキビ。
中でも背中ニキビに悩まされている方は多くいらっしゃいます。
背中ニキビは、ホルモンバランスが影響しているとご存知ですか?
今回は、背中ニキビについてお話します。
背中ニキビの原因って?
背中ニキビには、寝汗・洗濯洗剤による刺激・シャンプーの洗い残し・日焼け・食生活など、さまざまな原因があります。
さまざまな生活習慣が、背中ニキビの原因となってしまっているのです。
きちんとケアしているのに、全く症状が改善されない方は、生活習慣を見直す必要があるかもしれません。
中でも、ストレスを原因としたホルモンバランスの乱れで背中ニキビを発症される方はとても多いです。
一見なんの関係も無いように思えるホルモンバランスと背中ニキビ。
ストレスが原因で、どうしてホルモンバランスが乱れてしまうのでしょうか?
生理前のホルモン変化
女性で、生理前になると背中ニキビができるという方も多いのではないでしょうか。
それは生理前のホルモンバランスの乱れが原因です。
女性の身体は、出産をするためにエストロゲンとプロゲステロンという2つのホルモンを多くしたり、少なくしたりしてバランスを変えながら生理を起こします。
特に生理前一週間は、プロゲステロンが多くなるバランスになり、受胎に備えるように身体が準備をするのです。
そして生理後はエストロゲンが多いバランスに戻るので、体内ではホルモンバランスの変化が盛んに行われます。
背中は、体の中でも多くの皮脂腺が密集している部位だとご存知でしたか?
プロゲステロンは皮脂の分泌を多くする働きがあり、生理周期と共に皮脂が増えて全身にニキビが出来やすくなります。
背中はケアが行き届きにくいのに皮脂腺が多い部位ですので、特に生理周期による影響を受けやすい場所だと言えるでしょう。
ストレスが原因
人は、ストレスを感じると自律神経の交感神経が優位になりアドレナリンが放出されます。
アドレナリンの放出が原因で体内に活性酸素が増え、過剰に皮脂が分泌されます。
顔に多くの皮脂が出てしまうと肌トラブルを招くように、全身の毛穴から不要な皮脂が分泌されるとニキビや角栓ができてしまうことがあるのです。
ストレスを感じてアドレナリンが放出されると、背中の皮脂腺からも過剰な皮脂が分泌されてしまいます。
たくさんの皮脂に毛穴を塞がれ、背中は服のせいで通気性も悪く常に布に触れて摩擦を受けているので、肌が炎症を起こし背中ニキビができてしまうのです。
そして厄介なのが、ストレスによるホルモンの乱れでステロイドホルモンが分泌されてしまうこと。
ステロイドホルモンは肌のバリア機能を低下させてしまう作用があり、ニキビが出来やすく治りにくい肌になる要因になってしまいます。
皮脂腺の多い部位なので、一度ニキビができると悪循環に陥りやすく、気づいたらニキビ跡だらけ…なんてケースも少なくありません。
ストレス軽減のためにも、お風呂にゆっくりつかったり、睡眠をしっかりとるなど、リラックスできる時間を作って、体を休めることが背中ニキビの改善に繋がります。
普段見えないだけで、背中ニキビは常に体の不調を訴えているかもしれません。
自分の身体と向き合い、背中ニキビを作らない環境つくりを心掛けることが大切と言えるでしょう。