冬こそ背中ニキビができやすい?その理由と対策法
背中ニキビは、汗をよくかく夏にできやすいものというイメージがあるでしょう。
しかし、実際は冬も背中ニキビに悩まされる女性がたくさんいらっしゃいます。
なぜ寒い冬に背中ニキビができやすくなるのでしょうか。
その改善方法とあわせて詳しくご紹介します。
冬は背中ニキビができやすい!? その理由とは
≪乾燥して毛穴が詰まりやすくなるため≫
背中に限ったことではありませんが、ニキビは皮膚の乾燥が原因で発生しやすくなります。
なぜなら皮膚が乾燥すると角質が硬くなり、毛穴の出口を塞いでしまうため。その毛穴の中に皮脂が溜まることで、ニキビができてしまうのです。
冬は、1年のうちでもっとも乾燥するシーズン。
適切なケアをしていないと、気づかないうちに背中ニキビが発生し、悪化してしまうのです。
≪運動不足・血行不良による影響≫
「冬は寒いため、あまりアクティブに動けない」という人が多いのではないでしょうか。
また、血行が悪くなって冷えに悩まされる女性も多いはず。
実はそんな運動不足や血行不良も、背中ニキビを誘発する原因になります。
血液やリンパの流れが悪くなることで老廃物が溜まり、肌トラブルを招いてしまうのです。
特に肩がこりやすい人は背中の血行も悪くなっているため、背中ニキビができやすいといえるでしょう。
≪自律神経が乱れて皮脂が出やすくなるため≫
冬は、寒い屋外と暖かい屋内を行ったり来たりします。
その寒暖差が背中ニキビの原因となるのです。
というのも、寒暖差があまりに大きいと体にとってストレスになり、自律神経が乱れることで皮脂の量が増えてしまうのです。
肌が乾燥して角質が硬くなっている状態で皮脂分泌が増えてしまうと、さらに毛穴が詰まりやすくなり背中ニキビの発生を促してしまうと考えられます。
≪意外と不衛生な環境を作ってしまうため≫
冬はあまり汗をかかないから、入浴や着替えもサボりがちになりませんか?
しかし冬でも暖房の影響で、意外と多くの汗をかいています。
さらに厚手の衣類を着るため、背中はかなり蒸れた状態に。
そのような状態で入浴や着替えをサボってしまうと、あっという間に雑菌が繁殖し、肌トラブルにつながってしまいます。
冬の背中ニキビの対策法
≪湯船に浸かる≫
背中ニキビ対策のためには、毎日の入浴方法を見直すことが大切です。
まずお風呂では、シャワーだけでなく湯船に浸かって体を温めるようにしましょう。
こうすることで血行が良くなり、冷えによる肌トラブルも改善しやすくなります。
また、湯船に浸かると肌が柔らかくなり、毛穴の詰まりも解消しやすくなります。
その後におこなうスキンケアの効果もアップするので、できるだけお湯をためてじっくり浸かるようにしましょう。
ただしお湯の温度が高すぎたり、長湯をしすぎたりすると、かえって肌を乾燥させてしまいます。
冬なら38~40度のお湯で、20分程度の入浴がお勧めです。
≪髪→体の順番で洗う≫
湯船から出たら、まずは髪から洗い、その後に体を洗いましょう。
この順番で洗うことで、シャンプーやトリートメントが背中に残らず、ニキビの発生・悪化を防ぐことができます。
≪優しく洗う≫
正しい順番で洗っていても、ゴシゴシと強く洗っていると背中ニキビを改善できません。
強い刺激を与えると肌のバリア機能が衰え、かえって角質を厚くして細胞を守ろうとしてしまうのです。
ゴシゴシ強く洗ったり、刺激を与えやすいナイロンタオルで洗ったりすることはNGです。
柔らかい綿タオルで、撫でるように優しく洗うようにしましょう。
なお、綿タオルで泡が立ちにくい場合は、泡立てネットを併用してみてください。
≪保湿ケアをする≫
入浴後は顔だけでなく、背中までできるだけ早く保湿ケアしてあげましょう。
時間を空けずに保湿ケアをすることで、背中の乾燥をより防ぐことができます。
なお、この時には保湿成分配合のボディローションやボディジェルを使いましょう。
背中ニキビ対応の基礎化粧品を使えば、さらに効果的なケアが可能となります。
≪通気性・吸水性の良いインナーを着る≫
冬でも意外と汗をかきますから、インナー選びにも気を配りましょう。
蒸れを防ぐために通気性・吸水性の良いインナーがベストです。
ただし肌触りが悪いと背中に細かな傷がつき、荒れる原因になってしまいます。
インナー購入時には実際に触って、肌触りをチェックすると良いでしょう。
≪肩甲骨をこまめに動かす≫
肩甲骨を動かすと背中や肩の血行が良くなり、肌の新陳代謝も高めることができます。
ちょっとした空き時間にも肩甲骨を意識しながら、体をこまめに動かしましょう。
肩や腕を大きく回すだけでも、ぐっと血行が良くなります。
≪冬の背中ニキビはメディカルエステでのケアがお勧め≫
自分ひとりで背中をキレイにケアしようとしても、手が届かない部分も出てきてしまうでしょう。それでは、いくら高価な基礎化粧品を使っていたとしても、十分な効果を実感できません。
隅々まできちんとケアをしたい場合は、メディカルエステなどに頼るのがお勧めです。背中ケアで定評のあるシーズ・ラボでは、顔よりも厚みがある背中の皮膚にも浸透するボディ専用のピーリング剤の使用や、イオン導入による栄養補給などで的確なケアをおこないます。
肌奥の根本原因まで働きかけることで、背中ニキビだけでなくシミや色むらを薄くすることも可能です。
背中ニキビを放っておくと、なかなか消えないニキビ跡ができてしまうこともあります。
薄着の季節になってから後悔しないために、冬のうちに万全なケアで改善を目指していきましょう。