悩んでいませんか?「お尻のブツブツ」原因と対処法
顔などと違って人目にはあまりつかないのが「お尻のブツブツ」。
しかし、座るたびに痛みや違和感を覚える、また痒みが出てしまうと、日常生活にも支障をきたしてしまいますよね。
お尻のブツブツができてしまう原因には様々なものがあります。
症状と原因をよく知り、なるべく早くからのケアを行って「お尻のブツブツ」をキレイに解消していきましょう。
汚れや皮脂による毛穴詰まり(ニキビ・粉瘤)
お尻のブツブツが起こるとても一般的な原因が、汚れや皮脂が毛穴に詰まることです。
お尻は座ることによって圧迫刺激を受けますので、お肌を守るため角質が厚くなりやすい傾向があります。
角質が厚くなると毛穴が詰まりやすくなり、詰まった毛穴に雑菌などが増えてしまうことでお尻にニキビやブツブツができてしまうのです。
粉瘤もこのようなことが原因で起こる症状だと考えられていますが、粉瘤の場合詳しい原因はよく判っていません。
粉瘤は同じ場所・同じ毛穴からでき、粉瘤ができる毛穴はくぼんでいるという特徴がありますので、毎回同じ所からブツブツができる場合はチェックしてみてください。
対処方法としては、体の清潔を保つことが最も大切。
皮脂や垢を溜めないように気をつけましょう。
また睡眠不足や食事の偏りにより新陳代謝が悪くなっていると、角質が厚くなりブツブツが起きやすくなってしまいますので生活習慣を見直すことも重要なポイントです。
粉瘤は自然には完治しないため、何度も繰り返され完治を望む場合には適切な処置が必要となります。
お肌の乾燥で起こる皮膚炎(皮脂欠乏性皮膚炎)
お肌が乾燥することで起こるのがこの「皮脂欠乏性皮膚炎」と呼ばれる症状です。
乾燥が皮膚のバリア機能を低下させてしまい、肌がカサカサにひび割れる・白い粉が出る・湿疹ができ痒みをともなうなどの皮膚トラブルが起こります。
この場合の対処方法は保湿剤や軟膏を使い、患部が傷つかないよう保護してあげるケアが必要です。症状を薬局の薬剤師さんなどに相談し、外用薬を取り入れ対処していきましょう。
特に痒みのある部分には、かゆみ止め効果のある軟膏を使うなどして、掻かないよう気をつけなければいけません。
ボディソープ・シャンプーや洗剤による刺激(接触性皮膚炎)
ボディソープやシャンプー・洗剤・下着などによる外部の刺激が原因で起こります。原因物質に触れることで赤いブツブツが出る、皮膚の盛り上がりができてしまうことも。
対処方法としては、外的刺激を減らすことが重要なポイント。
肌に触れるボディソープなどは刺激の少ないものを選ぶよう心がけ、下着は柔らかく肌触りの良いものを使用すると良いでしょう。 下着に残る洗濯用洗剤や柔軟剤が刺激となる場合も多いので、洗剤を石鹸系に変えるのもオススメ。
仕事などで座る時間が長い場合には、柔らかいクッションを利用したりするのも良い方法です。
人に相談しにくいこともあり、実は深刻な悩みに発展してしまうことの多いのがお尻のブツブツです。これらの対処方法で効果が見られない場合には、皮膚科で相談をしてみてください。
自分の症状に合ったケア方法を早めに取り入れて、ブツブツも悩みもスッキリ解消していきましょう!