ホホバオイルでニキビは改善する!?その効果と使用法について
ホホバオイルとは
ホホバオイルは、メキシコや中東のような乾燥地帯に自生しているホホバの木になった実からとれるオイルです。熱気が強く水分が少ない過酷な環境でも生きていける生命力の強い樹木が出すオイルは、油脂ではなく植物性のワックスとして分類され、酸化しにくく品質の変化が少ないという特徴を持っています。
10度前後の低温下ではロウのように固形化しますが、常温になると溶けだして液体になります。 ホホバオイルはハンドクリームやマッサージクリームなどに使用されており、保湿力に優れ、さらっとして軽い質感が特徴です。
ホホバオイルはニキビの改善に効果的なのか
ホホバオイルは保湿力と肌への浸透力に優れ、生命を維持するための充分な水分を体内に蓄えておける保湿能力を持った樹木です。ホホバオイルの成分の大部分を占めるワックスエステル混合物は、人間の皮膚にも20%から30%程度ほど含まれています。そのため、皮膚によくなじみ浸透しやすい性質を持っているのです。
また、ニキビができる原因のひとつに、ターンオーバーの乱れがあげられます。ターンオーバーが乱れてしまう原因にはさまざまなものがあります。そのなかでも紫外線の影響や肌質に合わないクレンジング剤などの使用による肌の乾燥が、ニキビの原因だと考えられます。
ニキビは皮脂とメイク汚れなどが毛穴に詰まったときに起こるため、何かと誤解されがちですが、皮脂は肌を汚すためでなく潤いを保ち外部の刺激から守るために分泌されています。
過剰な皮脂の分泌をおさえ、肌のターンオーバーを正常化するためには、浸透力の高い保湿成分を肌に与え水分の保持を助けることが必要です。
ナチュラルなホホバオイルは、化学物質によって肌が負けやすい性質の人も使用できる点も大きな魅力で、肌の乾燥を保つのに優れている特徴があります。
正しい使用方法
洗顔後、タオルドライした肌に適量をてのひらに取って、手のひらの中でなじませてから肌に使用します。
ホホバオイルによって肌の表面をやわらかくすることで、化粧水や美容液などを浸みこみやすくする効果も期待できます。そのため、肌のお手入れ前のプレ化粧水として使用する方法もおすすめです。
乾燥した肌は、外部からの刺激や雑菌が繁殖しやすい環境となっているため、肌が本来持っている潤いを取り戻すことでニキビができにくい肌を作ることができますが、すでにできてしまっているニキビは、刺激を与えないためにできるだけ触らないようにこころがけ、ニキビを予防する目的で使用することをおすすめします。