「敏感肌の方」に役立つスキンケアのポイント
ストレス・食生活・住環境や大気汚染などの影響でしょうか、敏感肌に悩む女性が急増しています。
敏感肌の場合、普段の化粧品の使用や洗顔・クレンジングでの刺激でもお肌をより悪い状態にしてしまうこともあり、ケアの仕方が分からないという方も多いですよね。
今回は敏感肌のケアで気をつけたいポイントなどについて説明していきます。
敏感肌ってどんな状態?
敏感肌とは皮膚の表面にある「角質層」のバリア機能が低下してしまうことによって、少しの刺激でも赤みやかゆみがおきたり、ニキビや湿疹ができてしまう肌のことを言います。
角質層は、角質細胞と水分を保持する天然保湿因子(NMF)、それらを繋ぎ外的刺激が肌に入ってこないように隙間なくガードする角質細胞間脂質、そして水分を蒸発から守る皮脂膜で構成されています。
敏感肌はこれらの働きが弱まっていることで起こるので、肌の負担を減らし角質層の回復を邪魔しないようにサポートしていくことが必要です。
クレンジング・洗顔は負担の少ない方法で
敏感肌は外的刺激に対して抵抗力が弱い状態です。
洗顔やクレンジングなど、日々のスキンケアにも肌への刺激をできるだけ避けるように心がけましょう。
冷たすぎる水や熱いお湯を使ったり、バシャバシャ何度も洗い流したり、シャワーを直接顔にかけて洗い流したりといったことは、肌への刺激が強いのでやめましょう。
肌の機能を回復させるためには、肌への刺激を減らしていくケアが必要です。
余計な摩擦や刺激は与えないように気をつけて、傷ついた角質層の自然治癒力を助けてあげましょう。
化粧品にも注意
使っている化粧品の成分からの刺激が敏感肌の原因になっている場合もあります。
化粧品を使った後にピリピリした刺激を感じたり、かゆみや赤みなどが現れた場合にはその化粧品の使用を止めましょう。
また、どの化粧品にも刺激を感じるようでしたら、一度すべてのコスメを使用中止にしましょう。
もともと私たちの肌には自然治癒力の働きがあり、傷んだ肌を日々修復しようとしています。
余計な刺激を与えてしまうと肌の再生機能を阻害して、肌の状態を悪化させてしまいます。
敏感になってしまった肌には、いつもは何でもない刺激でも大きな肌ダメージに繋がってしまいます。
毎日のスキンケアの刺激を見直し、本来の健康な素肌を取り戻して下さいね。